弊社では衛生環境の整った工場にて、加工を行っております。
作業に従事する全ての従業員と品質管理に関する知識や情報を共有し、商品の安全を第一に製造しています。
また社内には検査室を設け、菌検査や検品を行うことで、徹底した品質保持を心懸けております。
弊社では、HACCP方式をとり入れ、消費者の皆様に新鮮な原料を使い、
長年培った技術でつくった安全な製品を安心して味わっていただけるよう努力しています。
HACCPは1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された食品の衛生管理の方式です。これは、食品の製造工程で、どの段階で微生物や異物混入が起きやすいかという危害をあらかじめ予測・分析して、被害を未然に防ぐ方法です。この点がそれまで行われていた製品の抜き取り検査による安全確認とは大きく違うところです。
安心・安全な製品をつくるためには、作業員の健康・衛生管理が大切です。
出勤時に一人ひとり検温し体調を確認します。工場に入室するときは、決められた手順にしたがって、着替え・ローラーでの埃とり・手洗い・ビニール手袋とマスクの着用などを行い、工場内に細菌や異物を持ち込まないようにします。
直接食品に接触する設備は、機械・器具類は作業前、作業中、作業終了後に定期的に洗浄・消毒し、衛生的な状態を保つようにしています。まな板と包丁は、30分ごとに殺菌消毒を行います。また、分解できる機械・器具類は、可能な限り分解・洗浄します。
食品に直接接触しない場所も洗浄・消毒を行います。床、排水溝、壁や窓、天井などの掃除や点検をして、カビや細菌による汚染、ネズミや害虫等の発生・侵入などによる事故がないように、工場内外の保守点検を徹底しています。
新鮮で安全な原料を使っています。原料受入時には、状態や品温を確認し、安全な原料であることを記録に残し、冷凍庫で-18℃以下で保管します。 原料の解凍時には、品温が基準値以上に上がらないようにし、その後の製造工程でも、素早い加工で品質を保ちます。
食中毒防止や食品安全のためには、加熱・冷却時の温度管理が重要です。
加熱調理品(煮魚)は、製品ごとに管理する基準値を決め、85℃〜90℃で30分以上加熱し、冷却を開始してから30分以内に20℃以下に下げます。こうすることで、食中毒の原因菌等の増殖を抑制します。
製品が出来上がり出荷判定を受ける前に、全製品の金属異物検査を実施しています。検査の開始時には、テストピースを使用し、金属探知機が正常に作動することを確認します。また、検査中にも1時間ごとに、作動の確認・記録をしています。
消費者の皆様に安全で安心な製品をお届けできるようにするには、製造工程の様々な段階で基準にそって管理していますが、中でも細菌検査は重要な管理点です。
自主検査室を設け、経験豊富な専任の検査員が水質検査やヒスタミン検査、一般生菌、大腸菌群、大腸菌、黄色ブドウ球菌などの検査をして安全性を保障できるようにしています。